@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00001539, author = {松村, 和徳}, issue = {2}, journal = {山形大学法政論叢 = Yamagata University the journal of law and politics}, month = {Aug}, note = {論文(Article), はじめに 今日、人々の社会的・経済的活動がボーダレスの時代を迎え、予測される国際的民事紛争の増加及び複雑化に対し国際民事訴訟法の役割が注目をあびている。また、現在わが国において進行中の民事訴訟法の改正作業においても、国際民事訴訟への対応が改正点の一つに挙げられている。そして、本稿で問題とする国際的訴訟競合は、国際民事訴訟に関する改正の主要な事項でもある。本稿で紹介し、検討するKerameusの論説は、まさにこのテーマに関して比較法的考察を試みたものである。国際的訴訟競合をめぐる問題は多岐にわたるが、Kerameusの論説は、その中で次の三つの問題を取り上げて、検討を加えている。まず一つは、国際的訴訟係属は顧慮すべきか否かという原則的問題である。次に、国際的訴訟係属を顧慮する場合のその効果、換言すれば、その場合の訴訟上の取扱いに関する問題が考察されている。そして、最後に、国際的訴訟係属と相互主義の関係についての問題が検討されている。いずれも、国際的訴訟競合をめぐる主要問題であり、わが国においても議論対象となっている問題である。以下では、このKerameusの論説について、その内容を紹介し、次にわが国の議論と関連させながら、とくに法改正も念頭において、Kerameusの論説から日本法ほどのような示唆を得ることができるか、個別的に考察することにする。}, pages = {104--116}, title = {国際的訴訟競合の規制方法 : Kerameus, Rechtsvergleichende Bemerkungen zur internationalen Rechtshangigkeit, FS fur Schwab. 1990., S.257ff. の紹介をかねて}, year = {1994} }