@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00001743, author = {大村, 一史}, issue = {4}, journal = {山形大学紀要. 教育科学 = Bulletin of Yamagata University. Educational Science}, month = {Feb}, note = {論文(Article), 近年、機能的磁気共鳴画像(functional magnetic resonance imaging:fMRI)研究の分野を中心に、安静状態の脳活動が織りなす全脳的なネットワークを‘デフォルト・モード・ネットワーク’/‘default-mode network’(DMN)と名付け、そのネットワークの様態と精神活動または精神障害との関係を結びつける研究が盛んになっている。DMNでは課題に取り組んでいない安静状態の脳活動とその脳領域間の機能的結合に関心が向けられている。この考え方は、課題をこなすことが困難な発達障害児・者の神経メカニズムを探る上では大きなアドバンテージとなり得る。従来の脳波(electroencephalography:EEG)を用いた研究においても、‘EEG default mode network’(EEG-DMN)と呼ばれる低周波帯域をターゲットとした新しい手法によるアプローチが登場しつつある。この手法の発展により、発達障害の安静時脳波活動に関する研究が進められるようになってきた。今後、EEG-DMNは今後の発達障害の生物学的マーカーの一つとしてより広く活用されていくことが期待される。本論文では、注意欠陥・多動性障害(attention-deficit/hyperactivity disorder:ADHD)を対象としたEEG-DMN研究を概観し、今後の発達障害研究での応用可能性を論じていく。}, pages = {25--39}, title = {脳波に基づくDefault-mode networkから迫る発達障害の神経基盤}, volume = {15}, year = {2013} }