@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00001751, author = {佐川, 馨}, issue = {1}, journal = {山形大学紀要. 教育科学 = Bulletin of Yamagata University. Educational Science}, month = {Feb}, note = {論文(Article), 本稿の目的は,月刊『音楽秋田』における小田島樹人の論説を考察し,その音楽観及び音楽教育観を明らかにすることである。また,関連する記事内容から第二次大戦後の復興期における秋田県の音楽事情の一端も明らかにしたい。『音楽秋田』は,秋田学生音楽連盟が昭和25(1950)年9月10日に発刊したタブロイド判の新聞である。記事内容は秋田県内の演奏会情報,県出身の演奏家の動向,音楽愛好団体の紹介などの地域の話題性に富んだものから,樹人と同時期に東京音楽学校で学び,後に同校教官を務めた牛山充による音楽史研究の論考など多岐に亘っており,樹人の音楽観,音楽教育観とともに当時の地方の音楽事情を考察する上で大きな価値をもつ資料である。樹人が担当した論説及び関連の記事内容を考察した結果,昭和20年代半ばの秋田県では戦後の混乱から落ち着きを取り戻し始め音楽を楽しめる環境が急速に整っていったこと,しかし一方では音楽に対する旧来からの無理解や偏見も多く見られたこと,そしてそのような状況の中,小田島樹人は自己の音楽観,音楽教育観を『音楽秋田』の誌上で強く訴え,地域の音楽活動を啓発する役割を担ったことなどが明らかとなった。}, pages = {17--28}, title = {小田島樹人研究(II) : 『音楽秋田』の論説に見る音楽観, 音楽教育観}, volume = {16}, year = {2014} }