@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:02000780, author = {三上,千佳子 and 佐藤,幸子 and 今田,志保}, issue = {1}, journal = {山形大学紀要. 医学 : 山形医学, Bulletin of the Yamagata University. Medical science : Yamagata medical journal}, month = {Feb}, note = {論文(Article), 【背景】 繰り返し受ける採血への拒否や抵抗を示す子どもの苦痛軽減のためのケアとして、子どもの協力行動を引き出し、達成感や満足感を高めるケアの実践が必要と考える。しかし、繰り返し受ける採血の経過の中で、子どもがどのように協力行動をとれるようになるかは明らかにされていない。そこで、本研究は繰り返し採血を受ける子どもの採血場面を縦断的に観察し、採血への協力行動をとれるに至るパターンを明らかにすることを目的とした。 【方法】 3〜6歳の子どもとその保護者7組を対象に、繰り返し採血を受ける子どもの採血場面の参加観察と保護者への聞き取りを縦断的に行った。 【結果】 繰り返し採血を受ける子どもが採血への協力行動をとれるに至るパターンは、3つに分類された。【新たな対処行動の獲得】は、初回観察時は採血への拒否的言動が強く見られていたが、新たな対処行動の獲得という契機を迎えた後、拒否的言動のみならず苦痛の表情や言動も消失し、協力行動をとることができた。【覚悟を後押しされる】は、初回観察時は採血を先延ばしにする拒否的言動が見られていたが、看護師や保護者によって覚悟を後押しされることで、躊躇が取り除かれ、協力行動をとることができた。しかし、苦痛の表情や言動は継続して見られていた。【条件が整う】は、初回観察時は採血への拒否的言動が見られていたが、子どもなりの条件が整うことで、協力行動をとることができた。しかし、条件が整っていても、苦痛の表情や言動が継続して見られる場合もあった。 【結論】 今回明らかになった子どもが採血への協力行動をとれるに至る3つのパターンは、それぞれに子どもの苦痛の変化の特徴が異なることから、パターンごとに協力行動を引き出すケアと併せて、苦痛の特徴に合わせたケアを実施していくことの必要性が示唆された。}, pages = {27--35}, title = {繰り返し採血を受ける子どもが採血への協力行動をとれるに至るパターン}, volume = {42}, year = {2024} }