@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:02000790, author = {柴田,健一 and 野川,亮介 and 赤羽根,綾香 and 河合,賢朗 and 元井,冬彦}, issue = {1}, journal = {山形大学紀要. 医学 : 山形医学}, month = {Feb}, note = {論文(Article), 症例は78歳、女性。既往歴として糖尿病と高血圧があり、肥満であった。X-11年に右乳癌の診断となり、乳房部分切除および腋窩リンパ節郭清を施行された。術後病理結果は浸潤性乳管癌のStageⅡAであった。HbA1cは6.7%であった。残存乳房への放射線治療と5年間のホルモン療法が施行され、再発なく経過観察されていた。1週間前からの右乳房の発赤と掻痒感があり、浸出液を伴うようになったため、X年に当院を受診した。HbA1c8.7%と11年の間に糖尿病のコントロールの悪化が見られた。切開排膿をおこなったが、短期間で再燃した。乳癌再発の所見は認められなかったが、糖尿病のコントロールが不良であった。乳房部分切除後の膿瘍形成と診断し、乳房切除術を施行した。膿瘍による炎症が大胸筋に及んでおり、一部大胸筋合併切除を施行した。切除標本は膿瘍の診断であり、悪性所見は見られなかった。術後は膿瘍の再発なく経過している。肥満、糖尿病などのハイリスク症例の乳房温存療法は慎重に適応を検討すべきであると考えられた。}, pages = {90--94}, title = {乳房部分切除11年後に膿瘍形成を来し乳房切除術を施行した1例}, volume = {42}, year = {2024} }