@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00002052, author = {羽根田, 栄四郎}, issue = {1}, journal = {山形大学紀要. 農学 = Bulletin of the Yamagata University. Agricultural science}, month = {Dec}, note = {論文(Article), 【緒言】 筆者は砂丘地の作物栽培に対する農業気象学的研究を進めつつあるが、本研究は砂丘地の作畦法に就いて研究した結果である。砂丘地は日中地表温が著しく高温となり、夜間は亦甚だしく冷却するので極端な気候を呈し、昼夜の温度差は40度にも達すると言はれて居る。原田氏は4月以後の気温の上昇に伴って地面温度は相当高温となり、7月に於て最高温を示し、60度以上に達することを認め、叉高須氏も8月末に56度を観測して居る程で砂丘地表面近くに沿いては作物の致死温度に達することが多い。一方砂丘地に治ける土壌水湿も作物の生存にとって重要な意義を有することは論をまたない所で、一般に砂は他の土壌に比べて吸湿水、毛管水等は共に少なく、かつ砂粒の大小によって、保水力、毛管作用等が異なり、粒径の小さい程大となることがwollnyや原、吉良氏等によって認められて居る。従って砂丘地の畑地管理に当っては充分地温や土壌水分等の物理的条件を究明して栽培が行われねばならないことは当然である。しかるに地温及土壌水分は作畦法によって影響されるととは前調査によって明かであり、古宇田氏は乾燥地の低畦栽培の合理性を指摘し、叉秋田試験場では大根の低畦栽培は深耕することによって高畦栽培に匹敵する収量を得ることを明かにして居るが、乾燥の激しい当地方の砂丘地に沿いては甘藷、大根等の高畦栽培が行はれて居り、之は耕耘に相当の労力をはらいかつ干害に遇うことがしばしばである。此処に於て筆者は砂丘地微細気象調査の一部として、畑地管理上の見地から畦の高低による地温に就いて、播種、甘藷挿苗期に当る6月初めと干害を被り易い夏期8月の二期に調査し、取り纏め得たものを報告し諸賢の御教示を仰ぐ次第である。}, pages = {117--127}, title = {砂丘地の作畦法が地温に及ぼす影響に就いて}, volume = {1}, year = {1950} }