@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00002064, author = {宍戸, 英雄}, issue = {2}, journal = {山形大学紀要. 農学 = Bulletin of the Yamagata University. Agricultural science}, month = {Jan}, note = {論文(Article), 【緒言】 山形県には西田川郡湯の浜から飽海郡吹浦まで8542町に及ぶ砂丘地がある。県はその綜合開発計画によって、砂丘地松林の防風機能を害さぬ程度に之を開墾して、庄内地方単作地帯の営農改善を実施しようとしているが、何分土壌の理化学的性質不良のため、通常の土地に比較して多量の肥料を要する状態である。殊に水分に於ては、更にその要求量は大とたって来る。而して此等の悪条件を援和し、土壌の保水力を増加する堆厩肥等の有機質肥料の施用は最も望ましいことであるが、地方の事情から水田に施用する有機質肥料に最大の努力を傾けている関係上、砂丘地までは手に及ばぬ状態である。しかし当砂丘地には防風用としての松林があり、樹齢にも依るが1町歩から約3噸の落葉が産出すると云われている。この有機質自給肥料を利用して緑肥を栽培し、次に、緑肥の施用により砂丘地土壌の理化学的性質を改善し、砂丘畑利用農家の営農改善の基礎的資料を得ようとして本実験を試みた。実施の方法としては、土地の事情から前述のように制約された条件下に於て、農家の実施可能の方法を用いた。すなわち、松林の落葉を集めて野積堆積して置いたものを使用して植木鉢試験を試みた。なお、青刈した大豆を植木鉢に鋤込放置後、本春、その土壌のPH、交換酸度、腐植の量5分の1規定塩酸に可溶の燐酸、加里、石灰等の調査並に大豆栽培試験を続行中であるが、試験の前段階の概要を報告し大方の叱正と御数示を賜りたいと思う。本研究の経費は、文部省科学研究費援助の下に行ったもので、ここに謹んで感謝する。また、実験に際しては山形県立農林専門学校助手野沢俊子氏の助力を得た。記して深く謝意を表する次第である。}, pages = {189--195}, title = {庄内砂丘畑に松葉施与の効果に関する研究(第1報) : 植木鉢試験に就て}, volume = {1}, year = {1952} }