@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00002109, author = {竹島, 溥二}, issue = {4}, journal = {山形大学紀要. 農学 = Bulletin of the Yamagata University. Agricultural science}, month = {Mar}, note = {論文(Article), 【摘要】 本実験は大豆の開花に及ぼす温度及び日長の影響を明らかにする目的で1955年及び1956年の2年に亙り行なわれた.1955年は山形大学農学部の圃場で5種の生態型に属する17品種の大豆を供試して,各生育時期別に短期間の短日処理及び発芽直後より開花期までの長期間の短日.処理を行ない,これが開花に及ぼす影響の差異を調査した.1956年は京都大学農学部の圃場及び制御温室で3種の生態型に属する代表的3品種を供試し,開花に及ぼす温度及び日長の関係をさらに詳しく調査した.その結果を要約すれば次の如くである.1. 長期処理では到花日数はほぼ一定しているが,短期処理では処理の時期がおくれるに従って,その到花日数が短かくなる.そして異なる生育時期における短日感応性の差異は著しく,いずれの生態型の品種においても生育が進むとともに感受性が増加するが,感受性の高まる時期は夏大豆型は早く,秋大豆型は晩い.2.開花節位は長期処理では,ほぼ一定しており第2節附近にあるが短期処理においては処理時期のおくれるに従い概して上昇の傾向がある.3.短期処理の効果に及ぼす温度の影響は,秋大豆型と中間型において高温は短期の短日処理の場合著しい促進効果をもたらすが,後期では差が少なくなる.これに反して夏大豆型では高温は常に促進的にはたらき時期的な差はほとんどない.4. 開花に対し適当な日長があるように,温度にも適温があり,また温度と日長との聞には密接な関係があるもののようである.5. 生育の経過とともに花熟状態への転換が起り,その結果普通には開花し得ないような環境の下でも開花するに至るようになるものと考えられる.}, pages = {393--401}, title = {大豆の開花に及ぼす温度及び日長の影響}, volume = {2}, year = {1958} }