@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00000212, author = {林田, 昌子 and 伊関, 憲 and 篠崎, 克洋 and 大江, 倫太郎 and 山川, 光徳}, issue = {1}, journal = {山形大学紀要. 医学 : 山形医学 = Bulletin of the Yamagata University. Medical science : Yamagata medical journal}, month = {Feb}, note = {論文(Article), 53 歳、男性。夜間就寝中に、数時間のうなり声を最後に、翌朝心肺停止状態で見つかった。心電図上は心静止であり、心肺蘇生法を施行しながら、当院救急部へ搬送された。すでに死後硬直および紫斑が出現しており、死亡が確認された。Autopsy imaging を施行したが、明らかな死因の特定に至らず、剖検を行った。左室優位の全周性求心性肥大を認め、心室壁の一部に心筋細胞の錯綜配列を認めた。また、左室壁、中隔、心尖部に広範囲な線維化を認めた。特に刺激伝導系の洞房結節に脂肪細胞の置換を認め、左脚起始部には広範囲に及ぶ線維化を認めた。また、気管支に多量な痰の貯留があり、食道壁のびらん、膵臓に微小膿瘍形成、膀胱に膿尿など多臓器に炎症所見を認めた。本症例は男性で、喫煙歴、高血圧の既往があり、一年前の健診などよりHBs 抗原陽性、心電図上左室肥大に伴うST-T 変化、潜在的な陳旧性心筋梗塞と、突然死の危険因子を多数満たしていた。心臓突然死が考えられる一方、数時間上げていたうなり声に着目し、致死的不整脈に至る以前に体調不良を来たす何らかの病態が存在したと推測した。聴取した状況や剖検結果から、全身性炎症反応症候群(SIRS)に準じる病態が併存していたと考えられ、死因として複数の病態が相互に影響を与えたことが示された。}, pages = {23--31}, title = {剖検により全身性炎症の合併が判明した心臓突然死の一例}, volume = {30}, year = {2012} }