@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00002120, author = {土屋, 功位}, issue = {1}, journal = {山形大学紀要. 農学 = Bulletin of the Yamagata University. Agricultural science}, month = {Feb}, note = {論文(Article), まえがき 動力耕耘機は日本で特異な発達を遂げたものであり,クランク式・ロータリー式・スクリュー式に大別される.そして水田耕耘用としての性能が重要視されたため,初めの頃は主としてクランク式が賞用された.クランク式の特色としては,耕耘動力が小さいこと,土塊がかなり大きいこと,堆肥等のまきつきがないこと,無限軌道帯によって大部分の水田に使用し得られたこと等があげられる.これに対して初期のロータリー式は,普通爪による堆肥等のまきつきが甚しく,土塊は細砕され,耕耘動力も大であり,車輪輪性能も十分でなかった.しかし水田用車輪の改良やナタ刃の研究が進められた結果,現在ではロータリー式の普及割合が圧倒的に多くなっている.このように動力耕耘機は水田耕耘が主なる用途であったが,これは水稲作を中心とする日本の農業事情によるものであった.しかも水田土壌を対象とした耕耘性に関する研究は外国にもほとんど例がなく,ロータリー式のナタ刃に関する研究も著者等の数例をみるに過ぎない.叉水田土壌はその水分含有量によって,その物理的性質を非常に変化させるが,従来の耕耘性に関する園内の研究例は,いずれもある特定の土壌のある条件下における試験結果をまとめたもので,連続的変北を加味した土壊の耕耘性を研究した例はなかった.なおロータリー式ナタ刃による土壌の切削機構は,その刃巾が小さいこと,従って摩擦抵抗や圧縮抵抗も少ないこと,回転作用による間断切削を犁耕よりもはるかに高速で行うこと等によって,型やプラウの切削機構とは著しく異なっているものと考えられる.本研究はこれらに鑑み,土質や水分を異にした土壌の物理的性質を基礎にして,ロータリー式耕耘機の耕耘特性を明らかにし,土壌条件に対応する合理的使用法と,動力耕耘機設計のための基礎資料を得る目的で行なったものである.}, pages = {191--262}, title = {ロータリ式耕耘刀による水田土壌の耕耘性に関する実験的研究}, volume = {3}, year = {1959} }