@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00002179, author = {青葉, 高}, issue = {2}, journal = {山形大学紀要. 農学 = Bulletin of the Yamagata University. Agricultural science}, month = {Jan}, note = {論文(Article), 【緒言】 種子の形態は種あるいは品種分類のメルクマールになり,この点からBrassica属作物についても調査されている.Brassica属作物には種子表皮細胞が吸水時水胞状になるもの(A型)と,吸水時も膜状で水胞状にならぬB型とがあり,B.oleraceaの種子はA型,B.juncea,B.napusはB型で,B.campestrisではA型の品種とB型の品種とが存在する.カブでは褐色種皮は橙色種皮に対して優性,A型はB型に対して優性の形質で,橙色種皮は根や葉の花青素の種類を決定する遺伝子の多面的発現によることが知られている.なお種皮型はBrassicaの種間雑種では通常傾母的に遺伝する傾向がみられる(未発表).これらの点から種皮の形質は種または品種間の類縁関係を知る資料になり,Brassica属作物の育種上役立つ点もあると思われる.それゆえ筆者はBrassica属作物の多くの品種の種皮の形態を調査して来たが,近年地中海地方調査隊からBrassica属17種の種子34点,Brassica属以外のアブラナ類(Brassiceae)の16種の種子19点を恵与された.そこで従来集収した種子とこれらの種子の形態,特に種皮型を調査し,種および品種間の類縁関係などについて検討を行なった.本調査に供した材料種子は水島宇三郎博士,東北大学育種学教室,九州大学園芸学教室その他多数の方々の御好意によって入手したもので,記して感謝の意を表する.}, pages = {315--335}, title = {アブラナ類(Brassiceae)植物の種皮の形態について}, volume = {6}, year = {1971} }