@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00002180, author = {川嶋, 次夫 and 本間, 廉造 and 我妻, 忠雄}, issue = {2}, journal = {山形大学紀要. 農学 = Bulletin of the Yamagata University. Agricultural science}, month = {Jan}, note = {論文(Article), 土壌に施用された水溶性の燐酸は,作物に吸収利用される以前に,その大部分は土壌に吸収され,水に不溶性となって,不可給態に変化する.このような変化の進行する程度・遅速は,燐酸が施用された土壌の性質や環境の条件等によって,甚だ大きな影響をうける.(中略)この土壌の燐酸吸収反応の平衡恒数は,その際の温度が上昇すると,これに伴ってその値も小さくなるので,この吸収反応は主として化学的反応であると推論されている.土壌の燐酸吸収量が温度の上昇に伴って増大するのであれば,低温度で土壌に施用された燐酸は,高温度で施用された場合よりも,比較的長時間多量に可溶態のままで土壌中に存在する筈であるから,低温度施用の燐酸は土壌中での移動・拡散が比較的容易となり,その分布範囲も拡まり,作物による吸収利用の効率も大きくなることが期待される.(中略)しかしながら,土壌に燐酸を施用する場合,土壌の温度あるいは施用される燐酸の濃度等が土壌による燐酸吸収,即ち燐酸の不可給態化にどのような影響を与えるかを明らかにすることは,燐酸の肥効を高めるために重要であると考えこれらに関する若干の実験を行なったのでその結果を報告する.}, pages = {299--313}, title = {土壌燐酸の行動に関する研究(第1報) : 温度の影響}, volume = {6}, year = {1971} }