@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00002213, author = {上出, 順一 and 土屋, 功位}, issue = {3}, journal = {山形大学紀要. 農学 = Bulletin of the Yamagata University. Agricultural science}, month = {Feb}, note = {論文(Article), 【摘要】籾乾燥での高周波利用の有効性が示唆されている。ここでは周波数2450土50MHzのマイクロ波を利用し,出力,加熱時間および含水率の違いによる籾の乾燥特性を実験的に明らかにした.以下に結果の要約を列記する.(1).既製の電子レンジを利用した乾燥装置を製作した.本装置によって籾の連続乾燥が可能であるが,ここではパッチ式乾燥により実験を行った.1回当籾量は約4kgである.(2).籾温はマイクロ波の照射により指数曲線的に上昇し,10分後には40-75℃に達する.上昇温度は高出力,低水分籾ほど高い.(3).温度上昇につれて乾燥速度は増大するが4-5分で一定値に達した後はその乾燥速度を持続するか,または若干上向きに経過する.(4)乾燥速度は出力に対して直線的に増大しまた合水率が高く加熱時間が長いほど大きい.出力1.14KW,含水率22.7%の場合,10分加熱で約14%/h,30分加熱で約18%/hであった.なお総乾減量は加えられた熱量によってほぼきまり,出力,加熱時間の違いによる影響はあまりなかった.(5).胴割発生は高出力で,加熱時聞が長いほど多い.0.73KWでは15分,1.14KWでは10分以上加熱すると胴割がみとめられる.ただし高含水籾ほど胴割発生は少なかった.胴割発生状況から加熱時聞は10-15分が適当とみられ,この場合の乾減率は5-8%/hとなる.(6).乾燥熱効率は40-60%で,高含水率の籾ほど高く,一方籾温上昇顕熱は17-25%で低含水率のものほど高かった.通風による熱損失は25-40%で伝導による熱損失は極めて少なかった.(7).加熱室内の籾温は導波管の開放部位近くが最も高く,周辺部とは約10℃の差があった.このため位置による乾燥むらがみとめられた.}, pages = {367--377}, title = {籾の高周波乾燥に関する研究(第1報) : マイクロ波による籾の乾燥特性}, volume = {7}, year = {1976} }