@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00002232, author = {山本, 隆儀 and 渡部, 俊三 and 原田, 久}, issue = {2}, journal = {山形大学紀要. 農学 = Bulletin of the Yamagata University. Agricultural science}, month = {Feb}, note = {論文(Article), 【摘要】葉やけを防ぐ方策の一つとして,発生助長要因の把握とその回避が必要であり.具体的には葉水分の調節が考えられる.本研究では,樹体あたりの平均的W.S.D.の推定方法として,不均一葉集団からの比例抽出法(採葉法)を検討しさらにいくつかの気象要因,土壌水分などの独立変数と実測された葉のW.S.D.(n=132)を用い重回帰分析を実施した.得られた重回帰式を用い.4年間の葉やけ日発生率(n=146)と毎日の推定平均W.S.D.の経時変化,気象条件などを比較検討して,葉やけ発生の助長要因を解析した.その結果を要約すると次のとおりである.4年聞をとおして葉やけ日発生率の自己相関は低かったため,葉やけはその日の気象に深く関連していると思われたが,各気象要因の毎日の平均値,極値との相関には各調査年をつうじて一貫した傾向がみられず4年間のそれは低かった.次に推定W.S.D.と日発生率とを比較してみると,降雨や強風のみられない比較的おだやかな日気象の時に限り,おおよそ共通したものがみられた.すなわち,W.S.D.が全体に上昇しかつ高W.S.D.が保持されている時間が長いと日発生率は増大していた.すなわち,この3者の関係から約20%の平均的葉W.S.D.が1日のうち10時間以上あると1%以上の日発生率がみられ1日のうち15%以上にW.S.D.が上昇しないと葉やけは発生しないことなどが察知された.さらにこの関係からはずれる例もみられた.とくに,強風や降雨のみられる変りやすい天候の日では,その日の推定W.S.D.のレベルが低いにもかかわらず,葉やけ発生はいくぶん多かった.この原因について例証的に解析したが,これらの気象要因が重回帰式に大きくとりこまれなかったことも原因の一つと考えられた.しかし4年間の調査の中で平均日発生率の10数倍の規模の大量発生が1回観察されたが,その原因については,この解析では明らかにしえなかった.}, pages = {277--292}, title = {西洋ナシの葉やけに関する研究(第9報) : 葉やけ発生助長要因の解析,とくに葉内水分不足ならびに気象要因の経時変動との関係}, volume = {8}, year = {1979} }