@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00002315, author = {我妻, 忠雄}, issue = {3}, journal = {山形大学紀要. 農学 = Bulletin of the Yamagata University. Agricultural science}, month = {Jan}, note = {論文(Article), 【緒論】酸性土壌の分布は広く,そこにおける作物の生育は不良なためにその対策技術が要望されている.しかし酸性土壌における作物生育の阻害要因の実態については未だに不明な点が多い. 酸性土壌においては,水素イオン・アルミニウム・マンガン時には鉄・銅・ニッケルなどの重金属の過剰とカルシウム・マグネシウム・カリウム・リン・モリブデンの不足,さらに土壌微生物活性の悪化が作物の生育阻害要因として指摘されている.Magistadは各種土壊の土嬢溶液のpHとアルミニウム(Al)濃度との関係を調ベ,また硫酸・カセイソーダで人工的に土嬢のpHを変えて土嬢溶液のpHとAl濃度の関係を調べた結果, pH4.5付近以下で急激にAlが溶出することを報告した.すなわち, pHが4.5付近程度に低い場合はAl過剰が生育阻害要因のひとつとなることは確実である. これまでの研究を総合すると酸性土壌における作物の生育低下の主要原因はAl過剰及びそれに誘導された各種の養分欠乏と思われる. しかし,土壌中におけるAlの存在形態は極めて複雑であり,その溶解性がpH, リン酸の存在量等によって著しく影響を受け, また微量のAlの定量が困難であること等もあって, Alと植物との関係について,既往の研究から統一的な理解をひき出のは困難な状況である.そこで, Alの作物根による吸収,根より地上部への移行の機構を解明しこれらの特性と作物の耐Al性との関連性を明らかにする目的で本研究を行った.すなわち, (1)作物種間・品種間の耐Al性の差異,(2) Al吸収・移行に対する培地条件の影響, (3)根によるAl吸収機構, (4)根の吸収座におけるAlの存在形態, (5)根より地上部へのAl移行機構,の各項目について検討を加えることにした.以下,本研究に関連のある既往の報告の概要について述べる.}, pages = {637--745}, title = {耐アルミニウム性機構に関する作物栄養学的研究}, volume = {10}, year = {1988} }