@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00002371, author = {角田, 憲一 and 安藤, 豊}, issue = {3}, journal = {山形大学紀要. 農学 = Bulletin of the Yamagata University. Agricultural science}, month = {Jan}, note = {論文(Article), 【摘要】圃場条件下:での作物の根の活性,根量を調査する方法として,トレーサ一法に着目した.トレーサーとしては,分析が容易で,かつ自然界に少ないルピジウムを採用した.ルピジウムの根からの吸収特性の基礎的な知見をえることを目的として,水稲を用い,水耕法および土耕法でルピジウムの吸収特性を検討した.また,窒素の水稲根による吸収特性もあわせて検討した.得られた結果は以下のとおりである.1.水稲根に物理的処理を行なうために,水耕栽培で得られた水稲に対して一定の圧力で水洗処理を行なった.処理直後の水稲根の呼吸速度は対照区に比較して低下した.しかし処理3日後には呼吸速度は対照区と処理区に差が認められなかった.ルピジウムの吸収量は高水圧区で,対照区の50%程度であったが,中・低水圧区では対照区と差が認められなかった.2.水耕栽培の水稲の遮光処理により,水稲根の呼吸速度は低下した.また,遮光時間の継続にともなって,呼吸速度の低下は促進した.遮光期間中のルピジウムの吸収は4日目で低下したが,6日目には対照区とほぼ同様であった.3.土耕栽培の水稲の根を回収し,部位別に呼吸速度を検討した.その結果,下層土に分布する根の呼吸速度が上層に分布する根より大きかった.一方,ポット当たりのルビジウム吸収量は,ルピジウムの注入部位の影響を受け,上層区に注入したルピジウムが下層土に注入したそれより,よりおおく吸収された.ルピジウムの吸収量は,水稲根の根密度と密接に関係していた.4.ポット当たりの窒素吸収量は,窒素の注入部位による影響を受けなかった.しかし,根密度当たりの窒素吸収量は,窒素注入部位の影響を受け,下層に注入した窒素は上層に注入したそれよりおおく吸収された.}, pages = {423--428}, title = {水稲根のルビジウム吸収特性について}, volume = {11}, year = {1992} }