@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00002424, author = {樋浦, 巌 and 篠原, 亘 and 鈴木, 洋 and 今西, 茂}, issue = {2}, journal = {山形大学紀要. 農学 = Bulletin of the Yamagata University. Agricultural science}, month = {Jan}, note = {論文(Article), 【諸言】組織培養の培養培地の内容成分のうち微量要素についての作用性の検討報告は多くない.中でも有機物要素のビタミン類については多くの種類の培地に用いられ,その添加量は,O.1~30mg/lにわたっているが,培養に当たっての作用性を問題にしているものは殆ど見当たらない.ただ,LINSMAIER et al.は幾多のビタミン類についてその作用性を検討した結果,サイアミンのみが培養に際してタバコのカルス形成に必須であるとの報告をしている.筆者らはこのサイアミンに焦点を合わせ,これまでにハナショウブ,イワタバコの培養実験を行ってきた.本研究もその一連のものである.実験供試のヒメサユリ(Lilum rubellum)はわが国原産で,山形・福島・新潟の諸県に自生しているが,本県にあっては飯豊山系の海抜200-800mの中山間丘陵地帯に分布し,5-6月に草丈50-60cmの桃色の可憐な花を咲かせ早くから注目されてきた.しかし,繁殖率が低い上に近年の乱獲から急激な資源的減少が問題視されるようになった.NIIMI et al.は繁殖法として組織培養による報告をしているが,本研究はこの報告における培養培地条件を参考にして,サイアミンを中心とした植物生長調整物質のオーキシン類・サイトカイニン類との作用性を検討し併せて葉片培養による繁殖法を求めようとしたものである.また,得られた再生個体については,順化処理に移行した.}, pages = {141--153}, title = {野生ヒメサユリ(Lilium rubellum)の葉片培養におけるサイアミンの影響}, volume = {12}, year = {1995} }