@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00002432, author = {高橋, 敏能 and 安藤, 学 and 萱場, 猛夫}, issue = {3}, journal = {山形大学紀要. 農学 = Bulletin of the Yamagata University. Agricultural science}, month = {Jan}, note = {論文(Article), 【要約】山形市周辺に生息するカモシカ78頭の第一胃内液の揮発性脂肪酸(VFA)組成は,比較的プロピオン酸濃度が高いと思われた.このことに興味を持ち,カモシカの第一胃内液はプロピオン酸産生能が優れているのか,または,カモシカはプロピオン酸発酵源泉の植物を摂取しているのかを検討した.異なる濃粗比で給与した山羊とメン羊の第一胃内液を対照にしたin vitroによるVFA産生能試験では,カモシカの第一胃内液はプロピオン酸劣性型の産生特性であった.またin vitroによる水素添加能試験では,カモシカの第一胃内液は山羊とメン羊の第一胃内液よりC18:1脂肪酸からC18:0脂肪酸への変換がスムーズに進み,水素添加能が強かった.カモシカが摂取している6種の常緑植物の化学組成のうち,中性と酸性デタージ、エント繊維及び可溶性糖類は濃厚飼料と粗飼料(イタリアンライグラス乾草)の中間の値だった.また,カモシカの第一胃内容物の化学組成のうち,中性デタージェント繊維は,山羊とメン羊における濃厚飼料多給与と粗飼料多給与した第一胃内容物の中間の値だった.カモシカの第一胃内液のVFA産生において,プロピオン酸濃度が高いのはプロピオン酸産生能が優れているのでなく,プロピオン酸発酵源泉の植物を選択して摂取しているためと思われた.}, pages = {291--300}, title = {山形市周辺に生息する日本カモシカ(Capricornis crispus)の第一胃内液におけるin vitroによる消化特性}, volume = {12}, year = {1996} }