@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00002447, author = {高橋, 敏能 and 田中, 信也 and 萱場, 猛夫}, issue = {4}, journal = {山形大学紀要. 農学 = Bulletin of the Yamagata University. Agricultural science}, month = {Jan}, note = {論文(Article), 【諸言】反芻家畜では,濃厚飼料と粗飼料の給与比率が牛乳や肥育などの生産性に大きく影響することは広く知られている.即ち,泌乳牛においては,粗飼料の給与比を高めると乳脂肪率が増加し,肥育牛においては,肥育の後期に濃厚飼料の給与比を高めると飼料効率および枝肉性状が良好になる.これらの原因として,濃厚飼料と粗飼料の給与比(濃粗比)の変化に伴い,第一胃内で炭水化物から産生する酢酸とプロピオン酸の比率の違いが関係する.前者の場合,乳腺にて合成される乳脂肪が粗飼料の繊維性成分から産生する酢酸を基質として合成され,後者の場合,濃厚飼料の易発酵性炭水化物から産生するプロピオン酸生産量の増大がインシュリン分泌を刺激し,増体や体脂肪蓄積効果を促進する.また,濃粗比と消化率との関係では濃厚飼料多給により第一胃内での易発酵性炭水化物から乳酸などの有機酸の発酵が進むのに伴うpHの低下から繊維性成分を分解する細菌の活動が弱くなる.粗蛋白質含量が多い程,一般成分の消化率は高くなることなどが知られている.近年,濃厚飼料と粗飼料を混合して給与すると,給与量に応じて乾物採食量が増加し,特に濃厚飼料多給のときその増加量が多いことが知られており,高泌乳牛などの乳量の増加や乳質の改善などで有効な給与方法として注目されている.しかし,これらの飼料を分離給与と混合給与したときの消化率,第一胃内液及び血液性状の相互関係を調査した報告はみられない.本研究は,異なる濃粗比給与下で濃厚飼料と粗飼料を分離と混合給与が消化率,第一胃内液と血液性状に及ぼす影響についてメン羊を用いて検討した.}, pages = {373--381}, title = {メン羊における濃厚飼料と粗飼料の分離と混合給与が栄養価,第一胃内液と血液性状に及ぼす影響}, volume = {12}, year = {1997} }