@techreport{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00002475, author = {葛西, 大和}, month = {Mar}, note = {研究報告書, 山野井徹[ほか]編『東北日本における環境変化に関する研究 : 特定研究経費・研究成果報告書(平成3・4・5年度)』(山形大学, 1994年)p.77-101所収, 本稿の目的は、日本の産業革命期を中心とした研究を発展させる上で回避することのできない「工場」資料の活用をはかる立場から、日本の近代における工業統計調査の沿革を明らかにすることである。近代の工業生産を特色づけている工場制生産が、日本の工業統計調査の歴史の中でどのように把握されてきたかを明らかにすることは、「工場」統計を利用するための前提条件となるからである。検討の期間は、明治初年から大正中期にいたるほぼ半世紀あまりとする。したがって、それは、通説的な見解によって採桶されている日本の産業革命期を中心として、その前後の期間を含むものになる。ところで、工業統計調査の沿革を振り返ることによって、「工場」統計の信頼の度合いを明らかにすることができるので、本稿の後半部分では、個別工場を全国的に収録し、工業統計資料としての価値も格段に増している、『工場通覧』を基碇資料とした工場統計の活用を試みている。日本の近代化過程の産業発展にみられる地域差を解明する上で、「工場」統計が有効な資料となりうるかどうかを確認することがその狙いである。}, title = {日本の産業革命期を中心とした「工場」に関する統計資料とその活用方法について}, year = {1994} }