@techreport{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00003067, author = {山野井, 徹}, month = {Mar}, note = {テクニカルレポート, はじめに 地すべり現象は,自然現象としてみるならば,後述するように地表における侵食サイクルの1つである.そして地すべり現象は,人間の生活基盤と関係のない所で発生する限りにおいては,自然科学の対象にはなっても,防止対策としての工学的な課題にはなり得なかったであろう.地すべりの観点には物質科学的な側面と,歴史科学的な側面がある.地すべりがこの両側面でとらえられ,そしてこれらがそこの地域性において統一されることによって,地すべりの予測を含めた正しい防止対策が導かれるであろう. このことはすでに植秤(1981)が指摘しているとおりである.今回ここで扱う地すべりは,地すべりが多発している新潟県でのものをとりあげ,それを上記の両側面から検討し, さらに防止対策についてふれてみるつもりである.なお,東北裏日本地域では地すべり現象の種々の要因や,発生する地質条件が新潟県のそれらとほとんど共通している. したがって,本報告が, とくに山形県内で地すべり防止対策にたずさわる方々のために,少しでもお役に立てれば幸いである.}, title = {地すべり地の地質と防止対策}, year = {1983} }