@techreport{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00003071, author = {山野井, 徹}, month = {Mar}, note = {テクニカルレポート, はじめに 出羽丘陵は奥羽山脈の西側にあって,北は青森県から南は福島県に至るといわれている. しかし出羽丘陵の範囲は奥羽山脈ほど明瞭ではなく,山形県内に限ってみても,たとえば朝日山塊などとは一線で画しがたい.出羽丘陵の範囲はこのように漠然としたものではあるが,仮にそれを決めてみたところでその全域をここで対象とすることは不可能である.したがって扱う地域を限定しなければならないが,それは出羽丘陵としての一般的な特徴をそなえた区域であることが好ましい.選定の結果として,第3図の範囲を扱うことにした. この区域は地質構造,岩質とも多様性があり,地形的にも月山,葉山といった山塊を含み,最上川,立谷沢川,鮭川,鋼山川などの河川にきざまれ,.さらに新庄盆地,庄内平野の縁辺部が含まれるなどにより,出羽丘陵の一般的,かつ代表的地質・地形条件をそなえている所といえよう. また, この区域内には黒渕,桂欠,藤田沢,豊牧といった地すべり地を含み,そして庄内と内陸を結ぶ地域として我々に身近かな場所でもあることから,本地域は出羽丘陵を代表させるに最適の区域であると考えている.次に崩壊災害についてであるが, これには多種多様なものがある.たとえば,地すべり,山崩れ,土石流--等々があるが,限られた紙面では,いずれかに的をしぼった方が散漫にならないであろう.そこで,崩壊災害のうち,最も地質的条件を反映するといわれる地すべり災害を扱うことにした.ただしここで,災害といっても現在の人間に直接影響のないものも含め,すべての地すべり現象を扱うことになることを付記しておきたい.本報告をするに当たり, 日頃地すべり地を見せていただいている山形県の方々にお礼申し上げる.}, title = {出羽丘陵の崩壊災害}, year = {1987} }