@techreport{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00003080, author = {山野井, 徹}, month = {Mar}, note = {テクニカルレポート, はじめに 山形市・上山市境の西部台地(以後「西部台地」という)には火山砕屑物が堆積していることが知られていた(Ichimura,1957;水野,1964;藤原,1967).西部台地の酢川泥流については阿子島・山野井(1985)がその年代などについて言及しているが,これまでに堆積物そのものについての詳しい報告はなかった.このことは,ここの台地の表層が農耕地であったり,植生で覆われているために詳しい観察ができなからでもあった.近年,山形市の西南部から上山市にかけての久保手や小松原の台地は山形ニュータウンの建設のため,種々の土木工事がなされてきた.この際,これまで見ることのできなかった地下の地層などが掘削によって出現した.現れた地質の状況から,西部台地を構成している「酢川泥流」は多くの崩壊ユニットからなる堆積物であることが明らかになった.特に山形市桧原側から,新都市開発の北東側台地への取り付け道路の掘削法面として出現した大露頭(以後「北東大露頭」という)では新第三系の基盤岩の上に,幾つかの崩壊ユニットを見ることができた.しかしながら,掘削によって出現した法面は速やかに吹き付け工によって覆われてしまう.工事は執筆時点ではまだ続いているが,すでに掘削でなくなった部分や,法面保護工で覆われた部分も多い.本報告ではこれまでの観察を通して明らかになった崩壊堆積物のユニットと,すでに見ることのできなくなった場所のスケッチや写真を掲げて,記録にとどめることとしたい.この区域の調査をするに当たり,工事現場への立ち入りを許された日本道路公団山形工事事務所並びに地域振興整備公団山形総合開発事務所当局にお礼申し上げる.}, title = {山形ニュータウン建設地に見られる崩壊堆積物 (予報)}, year = {2002} }