@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00003295, author = {松﨑, 学}, journal = {山形大学教職・教育実践研究 = Bulletin of the Teacher Training Research Center attached to the Faculty of Education, Art and Science, Yamagata University}, month = {Mar}, note = {論文(Article), 本研究では,本来感に及ぼす学級機能因子の影響を, Q-U満足群出現率に基づいた3タイプにおいて比較検討した。まず,研究Iでは,学級機能尺度の因子構造を確認し,また,因子および質問項目ごとにタイプ聞の平均値を比較検討した。次に,研究IIにおいて,本来感に及ぼす学級機能の効果を,タイプ間で比較検討した。その結果,学級機能因子の尺度得点・項目得点においては. Q-U満足群出現率80-100%のタイプ1学級の優位性が確認され,特に学級機能第I因子「教師のかかわり」において顕著であった。また,学級機能の本来感への影響においては,同様に,タイプ1学級が,同出現率70%台のタイプ2および50-69%のタイプ3学級に比べて「教師のかかわり」因子が「有能感・貢献感」を介して強く本来感に貢献していることがわかった。さらに,タイプ1学級は「教師のかかわり」が「集団凝集性」に対しでも効果的に作用していることがわかった。これらの結果はタイフ1学級の教師は子どもからの納得が得られやすいかかわりをなし得ていること, それは子どもにそれぞれ「有能感・貢献感」を感じさせるとともにそのかかわりが凝集性をも高めるよう貢献することができていることとして理解された。ただし,タイプ1学級では「教師のかかわり」因子が本来感に弱いが負の影響を示していたが,それは特定の小学校の特徴が反映されたものであることがわかった。Q-U満足群出現率に依存したグルーピングとは異なる新たな整理の必要性が指摘されるとともに「教師のかかわり」について,学校心理学の3段階の援助サービスにおける一次的・二次的援助サーピスの適正化がなされているであろうことが討論された。 キーワード:学級集団の質, Q-U満足群出現率, 本来感, 学級機能尺度, 上学年児童}, pages = {17--30}, title = {Q-U満足型学級集団の質の違いに関する探索的研究Ⅱ : 本来感に及ぼす学級機能因子の影響に関するタイプ間の違い}, volume = {8}, year = {2013} }