@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00004058, author = {黄木, 千尋 and 鈴木, 修平 and 武田, 弘幸 and 中村, 翔 and 福井, 忠久 and 矢野, 充泰 and 那須, 隆 and 和田, 美恵 and 吉岡, 孝志}, issue = {1}, journal = {山形大学紀要. 医学 : 山形医学 = Bulletin of the Yamagata University. Medical science : Yamagata medical journal}, month = {Feb}, note = {論文(Article), 【背景】最近の癌化学療法の進歩により上皮成長因子受容体を阻害する薬剤が多数上梓され、当院でも多くの患者に投与がなされている。しかし、それらの薬剤は特徴的な皮膚障害を発生させ患者のquality of lifeを著しく低下させるため、適切な支持療法が求められる。皮膚障害予防を行う上で、多忙な医師の負担軽減、看護師による患者指導のやりやすさの向上、統一した支持療法などを目的に「皮膚障害対策セット(以下、処方セット)」を電子カルテ上で作成し、導入と適応症例について検討した。 【方法】看護師・医師・薬剤師で、初回処方用と増悪時処方用の「処方セット」をそれぞれ作成し、運用方法を周知した。その後、「処方セット」を導入した患者に対して観察法による皮膚障害の評価と質問紙による聞き取りを行った。医療者に対しても聞き取りを行い、実際の処方箋の入力にかかる時間の測定も施行した。本研究は倫理審査委員会の承認を得て行った。 【結果】15名の患者と10名の医師、10名の看護師から回答を得た。患者に対しては部位別・状態別の処方がなされており、セルフケアにつながっていた。医師も漏れなく簡便に処方を行うことができ、看護師も適切に患者指導を行うことができた。皮膚障害の重症度に応じた処方がなされ、概ね皮膚障害の管理は良好であった。医師が処方箋を記載する時間も有意に短縮することができた。 【結論】電子カルテ上に皮膚障害対策セットを導入することで、統一した対策を簡便にとることができるようになり、適切な患者指導と皮膚障害の管理につなげることができた。}, pages = {7--13}, title = {上皮成長因子受容体系阻害薬による皮膚障害への対策処方セットの導入と適応症例}, volume = {34}, year = {2016} }