@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00004079, author = {高須, 直樹 and 手塚, 康二 and 柴田, 健一 and 小野寺, 雄二 and 蘆野, 光樹 and 佐藤, 多未笑 and 福元, 剛 and 山岸, 岳人 and 菅原, 秀一郎 and 矢野, 充泰 and 鈴木, 明彦 and 平井, 一郎 and 木村, 理}, issue = {2}, journal = {山形大学紀要. 医学 : 山形医学, Bulletin of the Yamagata University. Medical science : Yamagata medical journal}, month = {Aug}, note = {論文(Article), 【背景】皮下埋め込み式中心静脈カテーテルポート(CVポート)は化学療法や経静脈栄養目的に留置され、広く用いられてきており、CVポートの造設症例が増加傾向にある。CVポート留置症例の安全性について検討したので報告する。 【方法】2013年10月から2015年6月までにCVポートを留置した55例を対象とした。留置時および留置後の合併症と転帰について、手術記録、診療録を用いて後ろ向きに検討した。 【結果】平均年齢59.9歳、男女比39:16であった。55例中の51例(92.7%)は悪性腫瘍の症例であった。内訳は大腸癌が最も多く12例認められた。CVポート留置の平均手術時間は38.6分、最終穿刺部位は右鎖骨下が45例、左鎖骨下9例、右内頚が1例であった。  留置時に合併症が生じたのは6例(10.9%)で、内訳は動脈穿刺4例(7.2%)、ガイドワイヤーによる不整脈2例(3.6%)であった。  留置後合併症は7例(12.7%)に生じており、局所感染が2例(3.6%)、カテーテル関連血流感染症(CRBSI)2例、カテーテル屈曲1例、カテーテル位置異常1例、ピンチオフ1例であった。CRBSI症例はCVポート抜去により治癒可能であった。ピンチオフ症例は、Interventional radiologyで心房よりカテーテルの除去が必要であったが、その後は経過良好であった。  平均留置期間は281.1日で、転帰としては留置中28例、原病死19例、抜去8例であった。原病死の19例は全員悪性腫瘍の症例であり、死亡時までCVポートを留置していた。  抜去症例の内訳は、不要になったものが4例、感染3例、ピンチオフ1例であった。合併症で抜去したのは4例のみであり、他の51例に関しては留置中か大きな合併症なく使用が終了したと考えられた。}, pages = {72--76}, title = {皮下埋め込み式中心静脈カテーテルポートの安全性に関する検討}, volume = {34}, year = {2016} }