@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00005714, author = {竹原, 功 and 山口, 理紗子 and 伊藤, 友理 and 中村, 文洋 and 松川, 淳 and 清野, 学 and 松尾, 幸城 and 太田, 剛 and 永瀬, 智}, issue = {1}, journal = {山形大学紀要. 医学 : 山形医学, Bulletin of the Yamagata University. Medical science : Yamagata medical journal}, month = {Feb}, note = {論文(Article), 【背景】 妊娠中に発見される卵巣腫瘍は卵巣腫瘍茎捻転や卵巣腫瘍破裂などのリスクがあり手術適応であるが、妊娠子宮が視野の妨げになり手術に難渋することが多い。そこで我々は臓器固定用シリコンデバイスと分娩用電動吸引装置を利用した腹腔鏡下の手術方法を考案した。この方法により安全に手術を行えた2症例を経験したので報告する。 【症例】 症例1は33歳女性、卵巣腫瘍の手術計画中に自然妊娠した。妊娠12週5日、ダグラス窩に位置する右卵巣皮様嚢腫合併妊娠に対して腹腔鏡下に卵巣腫瘍摘出術を行った。症例2は31歳女性、妊娠中偶発的にダグラス窩に位置する右卵巣腫瘍を指摘された。妊娠13週の右卵巣皮様嚢腫合併妊娠に対して腹腔鏡補助下に卵巣腫瘍摘出術を行った。いずれの症例でも臓器固定用シリコンデバイスを用いたところ、妊娠子宮には愛護的に、卵巣腫瘍を破裂させることなく摘出することができた。また分娩用電動吸引装置の併用により術者の操作性が向上した。いずれの症例も術後の妊娠経過、分娩経過に異常はなかった。 【結論】 卵巣腫瘍合併妊娠の2症例に対して臓器固定用シリコンデバイスを用いた手術法により妊娠子宮に愛護的に操作することができた。我々の考案した方法は、特にダグラス窩に位置する皮様嚢腫合併妊娠の手術時の選択肢になりうると考えられた。}, pages = {12--16}, title = {臓器固定用シリコンデバイスと電動吸引装置を併用した 皮様嚢腫合併妊娠の愛護的な手術方法}, volume = {41}, year = {2023} }