@article{oai:yamagata.repo.nii.ac.jp:00000955, author = {小田, 隆治}, issue = {1}, journal = {山形大学高等教育研究年報 : 山形大学高等教育研究企画センター紀要 = Higher education research : Research Center for Higher Education, Yamagata University}, month = {Mar}, note = {論文(Article), はじめに 山形大学の全学レベルでの本格的なFD活動は1999年に「教養教育改善充実特別事業」として開始された。これは全国レベルで見ると,決して早いわけではなかった。しかし,当初から京都大学の「公開授業と検討会」や北海道大学の「合宿セミナー」を導入し,先行する大学のFDを学びつつ,活発なFDが展開された。FDの量や質,すなわち「ワークショップ」,「合宿セミナー」,「シンポジウム」などの一年間の研修会の数や内容,参加者数において,全国でもFDの先進大学の一つに位置づけられるまでに成長した。山形大学では,2000年にFDの理念を「相互研轢」とし,組織的な相互研鎮に基づいた自己研錬によって授業改善を進めてきた。そして,2004年に山形大学のFD活動は山形県内の6大学・短期大学のFDネットワークに拡大され,以後,山形大学は地域拠点校の役割を果たしてきた。1999年から現在に至る山形大学のFD活動は全国の大学のFDの流れに沿ったものであった。それは「相互研錬」という理念にしても然りである。ところで,山形大学ではこれまでのFD活動を通してどうしても授業改善されない教員が存在することが明らかになってきた。山形大学を始めとして全国の大学で実施している相互研鋳型FDは授業改善の方法としてはオールマイティではない。そこで,山形大学ではFDを担当する高等教育研究企画センターにFD・授業支援クリニック部門を新設し,専門家スタッフによる個別教員の授業支援を行うこととした。このクリニック型授業改善システムは,自己発展的に生じたものであるが,同時に,「FDの義務化」と「FDの有効性」という外発的な問題とも連関している。本論では,こうした社会の動きと,相互研鋳型FDとクリニック型FDの相違と連携を考察する。}, pages = {66--75}, title = {クリニック型FDに関する一考察 : 山形大学のFD活動を通して}, year = {2007} }